花粉症の季節は毎年やってきます。
不快な症状に悩まされないようにどうにかしたいという方もたくさんいらっしゃいますが、実際になにをしたらよいのか自分に合う対策が見つからない、と、困っている方も多いです。
花粉症の季節を快適に乗り切るための対策は複数あります。
逆に言えば、これをすれば一発で解決、ということにはなりません。

また花粉症の症状には二次的なものもありますので、自分が抱えている不快な症状が花粉症の影響であると気付いていない方もいらっしゃいます。
気付いてないと、トータルで適切な対策を生活に取り入れることができません。
花粉症の発症のメカニズムや二次症状などを知り、その上で自分に合った対策を取り入れていくとよいです。

花粉症が流行る季節と発症のメカニズム

花粉症と一口にいっても、発症の原因となる花粉には様々なものがあります。
反応する花粉によって発症する季節には違いがありますので、皆が同じ時期に調子が悪くなるというわけではありません。
反応する花粉によって発症する時期は異なります。
そのため、自分が花粉症であると気付いていない方もいらっしゃいます。

花粉症は植物の花粉が原因となり、くしゃみや鼻水といった症状が起きる病気です。
スギ花粉が有名ですが、ほかの植物が原因となって発症することもあります。
そのため、スギの季節にくしゃみや鼻水に悩まされないからといって、花粉症ではないとは言い切れません。
気になる症状が毎年のように特定の季節に出てきたり、特定の植物が多い場所にいくと症状が出てくるという方は注意が必要です。

スギの花粉は2月から4月にかけて、飛散のピークが訪れるため、この季節が発症しやすい時期にあたります。
ヒノキの場合には3月から4月にかけての時期がピークにあたります。
夏の終わり、9月あたりにくしゃみや鼻水に悩まされるという方はブタクサが原因である可能性があります。
このように、花粉の種類により流行る季節には違いがあります。

春には様々な花粉が舞いやすいため、流行ることが多くなっています。
春は、スギやヒノキ、ハンノキ、コナラといったものが原因として考えられます。
夏はイネ、カモガヤなど、秋はブタクサやヨモギといった植物の花粉の影響が考えられます。
冬場は乾燥しているため、暖かい日に少しだけ花粉が舞っていても反応が出やすいという特徴があります。
一年を通して流行る可能性があるため、どの花粉に反応するのかを知っておくとよいです。

花粉症が発症するメカニズムとしては、体内にアレルゲンである花粉が入ってくるのを防ぐために起きる免疫反応によって起きます。
花粉を体にとって敵となる異物であると認識することによって起きてくる反応です。

花粉を吸いこむことにより鼻の粘膜などに花粉が付いてしまい、異物と認識された花粉を敵とみなして排除しようとします。
敵を排除するために、IgE抗体が作られます。
IgE抗体が過剰に作られることにより、必要以上の攻撃が体内で起きます。
それによって神経や血管が刺激され、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみといった症状が現れてきます。

いったん花粉に過剰反応するようになると、それが体に記憶され、繰り返し反応するようになります。
体内に作られた抗体が、肥満細胞と結びつくことにより、同じ花粉が侵入してくるたびに敵として攻撃するためです。
体に記憶されてしまっているので、いったん花粉症の症状が出てしまうと、何らかの対策をしないと再び発症します。
花粉は季節になると毎年のように飛散しますので流行る季節がくれば繰り返し症状に悩まされることになります。

いったん花粉症になってしまった方は、その花粉が飛散する流行りの季節には、何らかの対策を講じることが必要であり、そのままにしておいて自然に治るということは期待できません。

花粉症は二次症状に注意

花粉症になってしまった方は、二次症状にも注意が必要となります。
くしゃみや鼻水といった症状は花粉症の症状として有名です。
そのため気付きやすいのですが、二次症状に関しては意識していない方も多いため、気付くのが遅れるという心配があります。
たいしたことはない症状だからと思っていても、毎年繰り返されるわけですから健康に悪影響があることも考えられます。
二次症状にはどんなものがあるのかを知り、そちらについても警戒するようにしましょう。

花粉症によって考えられる二次症状としては、頭痛や咳、吐き気、発熱、下痢や腹痛といったものが考えられます。
熱や寒気があり、頭痛や咳、吐き気、くしゃみや鼻水といった症状が出てくれば風邪を疑うことになります。
花粉症と風邪による発熱は似ているため、見分けがつけにくいという問題があります。
見分けが付かなければ間違った対策をとってしまうことも考えられます。

対策を間違えてしまえば治り方も悪くなりますし、他の体調不良の原因を作ってしまうことも考えられます。
間違ったことをしてしまわないように、二次症状についても注意をしましょう。

花粉症によって発熱したときと、風邪によって発熱したときでは、原因に違いがあります。
風邪であればウイルスが体内に侵入したことにより起きている症状です。
ウイルスを攻撃したり、体外に排出したりといったことが必要になります。
熱が出てくるのもウイルスを攻撃するための反応です。

それが花粉症の場合には、体から花粉を追い出そうとする防御反応であったり、花粉症の症状によって体力が消耗したり免疫が低下したことによって起きている発熱である可能性があります。
また鼻づまりの症状があると酸素を取り込む量が減ってしまいますので、それによって自律神経の働きが悪くなり、熱が出たり、頭痛がしたりといった症状が現れることがあります。

花粉症によって下痢や吐き気、腹痛といった消化器系の症状が現れる場合もあります。
このときには花粉が胃や腸に影響を与えることによって症状が出ていると考えられます。
胃や腸といった場所にも粘膜がありますので、そこに花粉が届くことによって目や鼻などで起きているのと同じような症状が起きることが考えられるからです。

鼻に花粉がつくと鼻水が増えますが、胃に花粉がつくと増えるのは胃酸です。
そのため、吐き気を感じる方もいらっしゃいます。
腸まで花粉が届くと下痢や腹痛といった症状を起こしてしまうことになります。
吐き気や腹痛、下痢といった症状は軽く済んでしまうこともありますので、見逃してしまう方もいらっしゃいます。

しかし、花粉は季節になれば飛散します。
そのため、季節がくるたびに軽い体調不良に襲われることになります。
二次症状の場合には、花粉症が原因になっていることに気付かず、適切な対策をとっていない方も多いですから、注意が必要です。